相続・終活の必要性と基礎知識

ご挨拶

今回より相続・終活に関するテーマで寄稿させていただくことになりました「あさひ行政書士法人」、「一般社団法人ライフエンディングステージ」の代表を務めております西木と申します。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

終活ってご存知ですか

近年、終活という言葉が広く使われるようになりました。皆様その意味をご存知でしょうか。よく終活とは、「死のための準備」と誤解されます。違います! 終活とは「今後の生活をどのように過ごすのか」について考え、準備することです。すなわち、より自分らしく生きるための準備と行動です。

遺言だけで十分ですか?

近年、遺言書を作成する人がとても増えてきました。将来の紛争の予防という点では良いことなので、皆様にはおすすめ致します。しかし、遺言書はご逝去された後の遺産分けに関する特効薬です。遺産分けには効果がありますが、生存中には何の効果もありません。終活はいかに生きるかの準備です。遺言だけでは不十分なのです。

生存中の準備とは?
  • ①もしも急病で倒れたら、あるいは交通事故で病院に運ばれたら、家族がすぐに病院に駆けつけることができるような準備をしていますか?
  • ②もしも、認知症になってしまったら、だれが介護を担いますか?また、あなたの預金の管理などはご自身では出来なくなります。誰があなたに代わりあなたの預金を管理しますか?
  • ③お一人暮らしの方が入院しました。退院した後、ご自宅で生活することが困難となった場合、だれが施設を探し、転居手続をしますか?
  • ④お子様がいらっしゃらない方がお亡くなりになった場合、誰が葬儀、納骨をしますか?

これらは、遺言では対応できません。

終活のあり方はひとそれぞれ

一人ひとりの人生、家族構成により終活は様々です。皆様にとってどのような準備がベストなのか、一緒に考えていく良きパートナーになりたいと思います。


次回から具体的な事例も交えつつ、詳しくお伝えして参ります。

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